症状
頭が痛い状態。
原因
- 肩こり
- 睡眠不足、睡眠障害
- 脱水、水分の不足
- 片頭痛
- 目の使い過ぎ(コンピューター、タブレット、スマートフォンなど)
- カフェインのとりすぎ
- 食事を抜かす
- こころのストレス
- 月経(月経前、月経中に頭痛が起こることが多い)
- ウィルス、細菌の感染(かぜ、中耳炎、副鼻腔炎など)
- 頭や顔のけが
- 起立性調節障害
- 脳腫瘍(脳の中にできるがん)
頭痛の種類
医師によって診断されうる主な頭痛を説明します。診断はどれか1つのこともあるし、2つ以上が合併していることもあります。
緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)
- 肩・首・頭がい骨(頭の骨)の周りにある筋肉から生じる頭痛。
- 頻度:国内のデータでは高校生の約4人に1人。一番多い。
- 痛みの程度:弱いことも、とても強いこともある。
- 痛みの様子:ギューッとしめ付けられるような痛み、しぼられるような痛み、ずきずきする痛み、にぶい痛み
- 痛みの場所:左右どちらか片方のことも、両方のこともある。頭の前側・後ろ側・横側などはいろいろ。頭全体が痛くなることもある。
片頭痛(へんずつう)
- 片頭痛は神経、血管などが関わって起こるといわれている。
- 頻度:世界的には10人に1人。国内のデータでは中学生で約20人に1人、高校生で約7人に1人。女子に多い。
- 痛みの程度:強い。歩いたり動いたりすると痛みが強くなる。4~72時間続く。
- 痛みの様子:どくどくと脈打つような痛み。気持ち悪さや嘔吐、光や音が不快になる感覚が伴う。頭痛のまえぶれがある場合とない場合があり、ある場合には、ちかちかをした光が見える、ギザギザした光の波がだんだん広がって暗くなり見えなくなる、といった症状がでる。
- 痛みの場所:通常は、左右どちらか片方の、前よりの横側。
薬剤乱用性頭痛(やくざいらんようせいずつ)
- 痛み止めの薬を飲みすぎることで生じる頭痛。
- 頻度:不明。
- 痛みの程度/様子・場所:さまざま
慢性連日性頭痛(まんせいれんじつせいずつう)
- 長期間(月に15日以上)続く頭痛をまとめて指す病名。
- 慢性の片頭痛や緊張型頭痛が含まれる。
- 原因が特定できないことも多い。慢性連日性頭痛の大部分が薬剤乱用性頭痛という報告もある。
予防と治療
しっかり眠ろう。
- 何よりもまず、しっかり睡眠をとりましょう。
- 質の良い睡眠をとるために、寝る前2時間はテレビやゲーム、パソコン、スマートフォンを見ないようにしましょう。
- 頭痛が起こったら(できるだけ早めに)横になり眠りましょう。
運動をしよう。
- 肩こりをなおす/予防するため、まめに首・肩のストレッチをしましょう。
- 日頃から運動しましょう。
- 入浴して肩を温めながらストレッチするのも効果的。
水をたくさん飲もう。
カフェインをとらないようにしよう。
カフェインはコーヒーだけではなく、緑茶、ジュース(エナジードリンクや炭酸飲料)にも含まれます。飲み物にカフェインが入っていないか確認しましょう。
痛み止めの薬を使って痛みをコントロールしよう。
よく使われる痛み止めの薬として、アセトアミノフェン、イブプロフェン、ロキソプロフェンがあります。必ず、用法、用量を守って飲みましょう。
次のことを試してみましょう。
- 頭痛が長期間続く場合、「頭痛ダイアリー」をつけてみましょう。
- 頭痛の程度や体調・睡眠の状態を記録することで、予防や、頭痛がひどくならない方法を考えることができます。
- TEENS BASEオリジナルのダイアリーはここからダウンロードできます。
- スマートフォンやタブレットで日々の頭痛の程度を記録できるアプリも開発されています。
- 女子の場合、頭痛と月経が関係しているか観察しましょう。
次の症状があるときは、病院へ行きましょう。
- 頭痛のため、学校にいけない。
- 起き上がれないほどの激しい頭痛が度々起こる。
- 睡眠中に頭が痛くて目が覚める。
- 激しい頭痛と発熱がある。
- 頭のけがのあとに頭痛がつづく
※頭痛が長期間にわたって続き、病院に受診する場合、頭痛ダイアリーを記録して持っていきましょう。
参考文献
- 頭痛の診療ガイドライン2021,日本頭痛学会
- 慢性頭痛の診療ガイドライン,日本頭痛学会
- Hershey A, Kabbouche M, O’Brien H. Headaches. In: Kliegman R, Stanton B, St Geme J, et al.eds. Nelson Textbook of Pediatrics, 20th ed. 595, 2863-2874.e2