爪(つめ)に関するよくある悩み
生まれつきの形
- 生まれつきの爪の形が好きじゃない、気に入らない
爪の病気
- 爪が変形する、でこぼこする
- 爪が変形し、ぶあつくなり、白くにごったような色になっている
- 爪が指の皮ふに食いこんで痛い
爪に関するくせ
- 爪をかむくせ、爪をはがすくせがある
生まれつきの爪の形
眼や髪と同じように、爪もひとりひとり違った形や色をしています。伸ばしたり、形を整えたり、爪のケアをすることで、より自分の好きな爪の形にすることはできます。自分らしさのひとつとして、爪を大事にしましょう。
生まれつき、髪の毛や皮ふの病気がある場合、爪の形も影響を受けていることがあります。また、からだ全体に影響する重い病気にかかると爪の色や形が変わることもあります。心配なときは医師に相談してください。
10代に起こりうる爪の病気
爪の根元や表面のダメージによる爪変形
爪の根元や表面が長期間連続してはがれることで爪のまんなかが縦にへこんだり、横に走る線状くぼみができたりします。ときには横にくぼんだ線が何本もでき洗濯板のようになったりすることがあります。
<原因>
- 手や指の湿疹(かゆみ、水ぶくれ、赤みをともなうひどい手あれ)
- 特定の指の爪(親指が多い)の表面や根本を、他の指の爪ではがしてしまうくせ・習慣。ギターを弾く人にも起こることがあります。
<予防>
- 手や指の湿疹を治療します(ハンドクリームなどで保湿する、湿疹を治すぬり薬をぬる)。手あれが良くなると、良い状態の爪が生えてきます。
- 爪をいじるくせ・習慣がなくなれば、良い状態の爪が生えてきます。
爪が層状に割れる(爪甲層状分裂症)
爪のさきっぽがひび割れたり、薄い層のように割れたりする状態です。女性に多いです。
<原因>
マニキュア、洗剤を使った水仕事(食器洗いなど)が原因と言われています。
<予防>
マニキュアをしない、まめに手を保湿する(ハンドクリーム)
爪にできる横線状のくぼみ、みぞ(Beau線)
爪の成長が部分的かつ一時的に止まってしまい、横に走る線状のくぼみができます。最初は爪の根元のへこみとして表れ、爪が伸びてくると爪の先っぽにむかって横のくぼみの位置が動いていきます。爪の成長が完全に止まった場合には、深いみぞになり、爪の根元側とさきっぽ側が2つに分かれてしまうこともあります。
<原因>
体の病気(特に熱が出る病気、特定のウィルス感染症、甲状腺の病気、抗がん剤による治療)など。
<予防>
特にありません。横のくぼみ、みぞの部分が伸びきってしまえば元の爪の形にもどります。
巻き爪(まきづめ)
爪の横側が曲がって指の皮ふにくいこんでしまっている状態です。爪がくいこむことで皮ふが赤くなったり、痛くなったりします。足の爪(特に足の親指の爪)に多く見られます。
<予防>
爪を短く切りこみすぎない、きつい靴をはかない
<治療>
- 足のサイズ・形にあった靴をはきましょう。
- 爪を伸ばし爪の横側が皮ふの外に出るようにしましょう。
- 痛みや赤みが続く場合には、病院(皮フ科)を受診しましょう。抗菌薬(ばい菌を殺す薬)や爪の処置が必要な場合があります。
爪のまわりのばい菌感染(爪周囲炎)
爪の周りにばい菌(ほとんどは細菌、まれにカビ)が感染して炎症を起こします。爪のまわりの皮ふに、痛み・赤み・はれなどが出ます。時には膿(うみ)が出ることもあります。
<原因>
指がしめった状態にあることが多いこと。たとえば、指しゃぶり、水仕事。足の爪では、ぬれた靴をよくはく、靴の中が汗で湿りやすい、など。
<予防>
指を乾いた状態にする、指はしゃぶらない
<治療>
- 指を清潔にする、かわいた状態にしましょう。
- 痛み・赤み・はれが強い場合は病院(皮ふ科)を受診しましょう。
爪をかむくせがある
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参考文献
Paller AS, Mancini AJ. Disorders of Hai and Nails. In: Hurwitz Clinical Pediatric Dermatology, 4th ed. Elsevier.