おっぱいや性器の「見た目」は人それぞれ
からだが変化し大人のからだになっていく思春期には、おっぱいや性器の色や形、大きさなどが特に気になるもの。「おっぱいや性器の形が人と違う?おかしい?」「自分は性器の成長が遅い?」と心配になる人は多いです。でも、顔や髪の毛がちがうように、おっぱいや性器の形や大きさは人によってちがいます。大部分の人で、医学的な異常はまったくありません。
ここではよくある悩みを紹介します。
女の子のおっぱいの「見た目」の悩み
- 乳房(ちぶさ)に関する悩み:サイズが小さい、サイズが大きすぎる、大きさに左右差がある
- 乳輪(にゅうりん)に関する悩み:色が濃い、形が変、乳輪が大きい
- 乳首(ちくび)に関する悩み:へこんでいる(乳輪の中にひきこまれている)、乳首が大きい・太い
これらの悩みは、医学的にはまったく問題なく、心配する必要はありません。
乳首のへこみについて
今は乳首がへこんでいるように感じても、思春期が終わり乳房の発達が完成すると、乳首の形が変わり気にならなくなることは多いです。
大人になっても乳首のへこみの程度が大きい場合、「陥没乳首(かんぼつにゅうとう)」と診断されることがあります。これは健康への影響はありませんが、赤ちゃんが生まれて、赤ちゃんに母乳(おちち)をあげるときに問題になることもあります。しかし、からだが成長する小学校~高校生の間に治療が必要となることはありません。
乳房や乳首の痛み・はり
思春期にはいると、少しずつ乳房がふくらみはじめます。小学生高学年~中学生にかけて、乳房が発達していく過程で、乳房や乳首の痛み・はりが起こりやすくなります。運動するとおっぱいがゆれて痛い、と感じる人も多いです。
いろいろな小学生~中学生向けのブラジャーが販売されているので、自分の体形にあったフィット感や形のブラジャーを選びましょう。運動するときはスポーツブラタイプがおすすめです。
男の子のおっぱいの「見た目」の悩み
- 乳房に関する悩み:ふくらんでいる、太っていておっぱいが大きい
- 乳輪に関する悩み:色が濃い、形が変、乳輪が大きい
これらの悩みは、医学的にはまったく問題なく、心配する必要はありません。
男の子の女性化乳房(じょせいかにゅうぼう)
思春期には性ホルモンのバランスが変わるので、男の子でも一時的におっぱいがおおきくなることがあります。片側だけのときも、両側のときもあります。ふくらみの程度が大きい場合は「女性化乳房」と診断されることもあります。ときに、痛みやはれぼったさを伴います。特に治療は必要なく、数か月~数年で目立たなくなります。
体型が太っている影響で乳房(胸)に脂肪が多くなると、おっぱいのように見えることがあります(女性化乳房ではありません)。特に問題はありませんが、見た目が好きではない場合には、運動や健康的な食事で体重を減らしましょう。
女性器の悩み
- 陰毛に関する悩み:陰毛が濃い、うすい、陰毛が太い
- 陰部に関する悩み:陰部の皮ふが黒ずんでいる、内側のひだが大きい
これらの悩みは、医学的にはまったく問題なく、心配する必要はありません。
男性器の悩み
- ペニスに関する悩み:ペニスが小さい、細い、
- こうがん(精巣)に関する悩み:大きい、小さい、左右差がある
- 陰毛に関する悩み:陰毛が濃い、うすい、陰毛が太い
ペニスの大きさや太さは人それぞれです。ぼっきすることができればセックスには問題ありませんので、心配する必要はありません。こうがん(精巣)の大きさが小さすぎる場合や大きさに左右差がある場合には、医師に相談しましょう。
自分のからだの「性」の変化が遅いと感じるときは病院にいきましょう。
次にあてはまる場合には、医師に相談してください。
- 女の子で11歳までにおっぱいがふくらんでこないとき
- 女の子で13歳までに陰毛が生えてこないとき
- 女の子で14歳までに初経(はじめての生理)がこないとき
- 男の子で14歳までに精巣(こうがんの中にあります)が大きくなってこないとき
- 男の子で15歳までに陰毛が生えてこないとき