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性の心配

10代の妊娠

最も安全で有効な避妊法は、妊娠してもいい/妊娠させてもいい年齢や状況になるまでセックスをしないことです。しかし、思春期に性的関心が高まり、誰かとセックスをするのは、自然なことでもあります。生殖能力のある男女がセックスをすれば、妊娠してしまう、もしくはさせてしまう可能性が常にあります。

本人とパートナーの両方が望んだ妊娠であればよいのですが、そうではない場合、つまり「予期せぬ妊娠」は避けねばなりません。

もしお子さんがセックスをしたら、それを叱ったり責めたりしないようにしましょう。打ち明けてくれたことをお子さんに感謝し、一緒に適切な対応をとりましょう。

予期せぬ10代の妊娠が引き起こすこと

予期せぬ10代の妊娠は、男女ともに大きなこころとからだの傷を残します。10代では、十分な妊娠や出産の知識がなく妊娠に対して男女とも大きな不安や恐怖にかられてしまいます。

当然ながら、女の子が感じる不安は非常に大きいものです。妊娠に気づくころには妊娠週数が進んでいることも少なくありません。だれにも言えない、親になんて絶対に言えない、ばれたらどうしよう…と思い悩んでいるうちに週数がどんどん過ぎてしまうこともあります。

女の子には人工妊娠中絶をするか妊娠を継続するかという2つの選択肢があります。どちらを選んでも、10代の予期せぬ妊娠には、こころとからだの健康にネガティブな影響があります。

人工妊娠中絶を選択する場合

手術そのものの体・女性器への負担、麻酔の負担、術後のホルモンの乱れなどが生じる可能性があります。

また、赤ちゃんへの罪悪感や後悔の念がずっと残り、こころの不調が生じることも少なくありません。

※人工妊娠中絶は妊娠22週未満で受けることができ、妊娠週数によって手術の方法が異なります。

妊娠を継続する場合

学校に行けなくなる(退学、休学、留年などが必要になる)、妊娠が原因でまわりの友達から孤立してしまう、といった社会的な不利益が生じ得ます。学業の中断により、将来の雇用に影響がおよび、貧困のリスクも高まります。

若年妊娠は妊娠の合併症が起こりやすく、低出生体重児や早期産のリスクが高いため、妊娠経過をより慎重に評価していく必要があります。しかし、妊娠への周囲からの支援を得ることができないと、経済的な理由などから、妊婦検診を受診しないことが少なくありません。

もしお子さんが予期せぬ妊娠をしたら(女の子のお父さん・お母さんへ)

産むかどうかは本人の意思が尊重されるのが理想です。妊娠・出産がもたらす結果を本人が理解し、本人がしっかりと考えてどうするか決めることが大切です。

パートナーが分かっている場合には、パートナーとの話し合いも必須です。「まだ子どもで何もわからないから」と本人たちの気持ちを無視したり、親だけで決断したりしてしまうと、本人の苦しさやつらさが一層大きくなってしまいます。

家族だけで話し合うことが難しい場合には、ぜひ、地域の保健師や助産師、産科医師など医療者に相談してください。

予期せぬ妊娠を防ぐために女の子の親ができること

安全なセックスや避妊についての知識をお子さんに提供しましょう。

  • セックスをするようになる前に正しい知識・情報を伝えることが大切です。
  • 直接話すのが難しければ、セックスや避妊についての書籍を渡してもよいでしょう。
  • 当サイトにも避妊に関する情報を掲載してあります。お子さんに勧めてください。お父さん・お母さんもぜひご覧ください。

日ごろから、お子さんが悩みを相談できる親子関係でいましょう。

  • 望まない妊娠をした/させたとき、お子さんが感じる不安や恐怖は計り知れないほど大きいものです。
  • 10代の子どもだけで解決できる問題ではなく、大人の助けが必ず必要です。お子さんがすぐに助けを求められるよう、日ごろからお子さんとよく会話しましょう。
  • お子さんの恋愛関係や性的関係の状況を見守りましょう。

だれかとセックスをする関係が長く続くのであれば、お子さんは経口避妊薬(ピル)を内服するのが安全です。

  • 経口避妊薬は婦人科で処方してもらいます。世界中で使われているとても安全な薬で、女性が自分で自分の身を守るために、とても良い方法です。
  • 毎日内服するため、お子さん本人が希望・同意する必要があります。

万が一の場合に備えて、緊急避妊ピルを処方してくれる医療機関を探しておきましょう。

  • 緊急避妊ピルとは、避妊をしなかったとき、または避妊に失敗したとき、セックスから72時間以内に内服することで妊娠を防ぐ薬です。避妊成功率は約80%です。
  • 緊急避妊薬、モーニングアフターピルとも呼ばれます。
  • 病院(婦人科)を受診して、医師が処方します。自費診療であり、料金が数千円~数万円かかります。
  • いざ、という時には親も動転してしまいます。事前に医療機関を探しておきましょう。

予期せぬ妊娠を防ぐために男の子の親ができること

安全なセックスや避妊についての知識をお子さんに提供しましょう。

  • セックスをするようになる前に正しい知識・情報を伝えることが大切です。
  • 直接話すのが難しければ、セックスや避妊についての書籍を渡してもよいでしょう。
  • 当サイトにも避妊に関する情報を掲載してあります。お子さんに勧めてください。お父さん・お母さんもぜひご覧ください。

日ごろから、お子さんが悩みを相談できる親子関係でいましょう。

  • 望まない妊娠をした/させたとき、お子さんが感じる不安や恐怖は計り知れないほど大きいものです。
  • 10代の子どもだけで解決できる問題ではなく、大人の助けが必ず必要です。お子さんがすぐに助けを求められるよう、日ごろからお子さんとよく会話しましょう。
  • お子さんの恋愛関係や性的関係の状況を見守りましょう。

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