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教育機関・教育者の方へ

医師からのメッセージ

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イラスト:優しい表情の女子生徒と男子生徒

大切な学びの場である「学校」で
日々、子どもたちの健康を
見守ってくださってありがとうございます。

子どもの心身の疾病は時代と社会の発展とともに複雑になっており、
学校現場には、社会的な対応も求められるようになっています。

子どもの健康を支援するために、学校と医療がより良く連携していくことが必要です。

公的に定められた道筋はなく、連携のための手段はまだまだ発展途上ですが、一緒に考えていきましょう。

思春期のこどもと接する時のコツ

ここでは、学校現場で子どもをサポートしてくださっている教諭、養護教諭の皆さまへ
思春期の子どもと接するとき、特に心身の症状や行動の問題で悩む子どもと接するときのコツを
医師からのメッセージとしてお伝えいたします。

公的に定められた道筋はなく、連携のための手段はまだまだ発展途上ですが、一緒に考えていきましょう。

知っておいていただきたいこと

以下の2点は、思春期のこどもにとって非常に大切なことです。

  • 授業に出られなくても、学校(家庭の外)に自分の居場所があること
  • 親以外に、相談できる大人がいること

子どもと接するとき

  • 子どもの話を聞きましょう。
  • 話を聞く時は、聞き手の価値観で「批判する」「指示する」「脅迫する」ことを避けましょう。また、あいづちを返したり、子どもの言葉を繰り返すとよいです。
  • 子どもが話してくれた内容は、本人に無断で他者と共有しないよう、プライバシーを厳守しましょう。
※ただし、子ども本人が自傷や他害をするリスクが非常に高い場合には、保護者や医療者、他の教諭などに相談してください。

例えばこんな時は...

会話の様子:生徒「英語の授業だるいし、意味ない。」。教師のNGな例「そんなこと言ったらダメだよ。(判断)」、「だるくても、授業は出ないとダメだよ。(指示)」、「授業に出ないと勉強が分からなくなって後悔する。(脅迫)」。OKな例「英語の授業、だるいと思うんだね。」、「そうなんだ、英語の授業、意味ないと思うんだね。」

心身の症状や問題行動のある子どもと接するとき

何よりも大切なのは、その子が「学校には自分の居場所がある」と感じることです。居場所は保健室、図書室、部室…どこでもいいのです。「できないから」「問題があるから」と学校から居場所を失わせないような働きかけが大切です。
したがって、下記に注意いただくとよいと思います。

  • 「できないこと」や「問題行動」の理由を追求しない
  • 「できないこと」や「問題行動」を無理やり解決しようとしない
  • 自分の価値観や経験を判断材料にしない

何らかの問題を抱える子どもと向き合う時、向き合う側も労力を要します。保護者や他の教諭、他の生徒との間で板挟みになりつらくなることもあるでしょう。
子どもの問題と向き合うとき、一人で抱え込まないでください。