思春期の健康と学業到達度
学業到達度は、思春期の子どもの健康状態を表す一つの大切な指標です。広い意味での学業到達度には
- 出席状況、遅刻や早退の状況
- さまざまな履修科目の成績(試験の点数、課題の提出状況、学習態度)
- 学級での様子、学校行事での様子、リーダーシップや対人関係
- 部活動や課外活動(スポーツや芸術活動、その他の習い事)
が含まれます。そのため、子ども本人の知的レベル、人格、意欲、努力、スキル、学習習慣、興味などが反映されます。
本人にとって満足できる学業到達度であると、自己肯定感が高まることが知られています。学校によっては、試験の点数を重視する傾向があるかもしれません。しかし、点数が高いことより自己肯定感が高いことのほうがずっと大切です。それぞれの生徒が自分の学業到達度に満足できるよう、本人と到達目標を相談しながら支援していきましょう。
成績が急に下がった
もともとの成績と比較して、成績が急に下がった場合、生徒さんの生活習慣の乱れや、こころの不調が隠れていることがあります。
特に、睡眠不足は、成績が急に下がるもっとも多い原因です。スマホやゲーム、インターネットなどに夢中になって寝る時間が遅くなっている、もしくは部活や宿題に追われて寝る時間がきちんと取れていない、などの状況があるかもしれません。睡眠、食事、家庭の状況など、生活面の様子を本人に尋ねてみましょう。
成績が下がったことを責めるのではなく、成績が下がる原因となる健康上の問題がないかどうかを心配している、ということを本人に伝えるとよいでしょう。