親や家族のことで悩んでいますか?
親子関係・家族関係は人によってさまざまで、すべての親子が仲良く過ごすことができるわけではありません。親子・家族という、あまえあえる関係だからこそ、おたがいに多くを求めすぎるのかもしれません。
今、10代のあなたの脳は、どんどん大人の脳に変化しています。そのとちゅうで、「一人でやってみたい、生きてみたい」という気持ちがめばえて、家族(特に親)のことがいやになったり、何かを言われるのがいやになったりします。でも、できれば、親や家族とうまくやっていくことができるとよいですね。
親はべつの人間
親はあなたではないし、あなたも親ではありません。べつの人間です。おたがいの気持ちや意見をわかりあうためには、おたがいに「あまえ」を捨てて、わかりあう努力が必要です。親だけががんばっても、あなただけががんばっても、うまくいきません。
よくある親子関係の悩み
- 親が干渉しすぎる(あれこれ立ち入ってあなたを親の思い通りにしようとする)
- 親が心配しすぎる、過保護(あなたの世話を焼きすぎる)
- 親とけんかばかりで疲れる
- 親と考えがあわない、気持ちをわかってもらえない
- 親に自分を否定される
- 親と進路についての意見が合わない
あなたにあてはまるものはありますか?
親子関係を、親もあなたも「よくしたい」と思うとき、親子で以下を試してみましょう
- 話し合いの前に、おたがい相手に伝えたいことを書き出す
- 相手のを聞く
- 相手の考え方や性格を否定しない
- おたがいにゆずりあって、意見を合わせる
- 感情的になりそうなときは、話すのをストップしておたがい休憩する
親のことが、きらい。
親のことがきらいですか?あなたがそう感じるまでには、たくさんのつらいことがあったのだと思います。「親のことがきらいと感じていいのだろうか?」「自分は悪い子なのだろうか?」と感じているかもしれません。
大丈夫。あなたは「悪い子」なんかじゃありません。自分が今感じている気持ちは、自分だけのもの。大切にしてください。
あなたはヤングケアラーですか?
あなたは、家族だれかの介護・看病・世話をしていますか?そうであれば、どのくらいの時間を使っていますか?
あなた自身は「世話をさせられている」と感じていなくても、あなたが家族の世話のために、勉強や部活の時間をけずらないといけない、友達と過ごす時間をとれない、世話に疲れて学校活動に集中できない、などという状況があれば、あなたはヤングケアラーです。
参考:厚生労働省.ヤングケアラーに関するサイト.
https://www.mhlw.go.jp/young-carer/
親・家族があなたに絶対にしてはいけないこと
親・家族があなたに絶対にしてはいけないことがあります。あなたの親・家族がもし、以下のようなふるまいを、あなたにしているのであれば、あなたはを虐待を受けている可能性があります。
親・家族があなたにしてはいけないふるまい
- 暴力をふるう(なぐる、たたく、ける、物を投げつける など)
- ひどい暴言をはく(死ね、殺す、消えろ、おまえなんかいなければよかった など言う)
- あなたに暴力をふるう場面を見せる(あなた自身に暴力をふるわなくても、あなたの目の前で他の家族をなぐるなどする)
- 支配する(あなたの行動をすべて決め、言う通りにするようする)
- あなたの世話をしない(食事の用意をしない、生活に必要なものを買わない、生活や学校に必要なお金をくれない、家の中にあなたの居場所を作らない)
- あなたがアルバイトなどでかせいたお金を、勝手に使う
- あなたのプライベートゾーン(胸、おっぱい、性器、肛門など)を見る、さわる、する
- だれかとの性的な行為を、あなたに見せる
助けを求(もと)めなければいけないとき
以下の時は、相談窓口にかならず相談してください。
- お金がなくて食べ物が買えない
- 親が自分の世話をまったくせず、生活ができない
- 家族の世話をさせられて、学校にいけない、学校の課題や自分のことをする時間がとれない、睡眠がじゅうぶんにとれない
- 家族の生活費を自分が働いてかせがないといけない
- 親がお酒を飲みすぎて、親の生活がかなり乱れている
- 親が法律で禁止された薬物(大麻、覚醒剤など)を使って、親の生活がかなり乱れている
- 親や家族のだれかから暴力をふるわれる、暴言をはかれる
- 親や家族のだれかが自分のプライベートゾーン(胸、おっぱい、性器、肛門など)を見る、さわる、撮影する
- 親・家族に何をされるかわからず怖い
- 夫婦けんか(または家族内のけんか)を見たり、巻き込まれたりして、こころがつらい
相談してください
あなたのなやみやつらさを教えてください。どの窓口でも、あなたのひみつは守られます。どんなことでも大丈夫、お話しを聞かせてください。一緒に考えていきましょう。
24時間子供SOSダイヤル
あなたのいばしょ
チャイルドライン
子どもの人権110番
児童相談所 虐待対応ダイヤル
都道府県警察の少年相談窓口
親や家族のことで、こころがつらい時、とても落ち込む時はどうしたらいい?
次のことを試してみましょう。
- まず、「わたし/ぼく/おれはとても疲れている」「とてもつらい」と声に出してみましょう。
- 次に、今の気持ちを紙に書いてみましょう。
- あなたを疲れさせている・つらくさせているもの(人・こと)を書き出してみましょう。思い当たるものがなければ「わからない」でいいです。
- つらい・落ち込むときに、「落ち着くための行動」を決め、やってみましょう。 たとえば 「寝る」「ゆっくり深呼吸する」「音楽を聴く」「漫画を読む」「動画をみる」「ひとりで落ち着くことができる場所に行く(自分の部屋、近くの公園、図書館、学校の裏庭、など、どこでもOK。いつも同じ場所にするのがおすすめ。)」
次の症状が数週間以上続くときは、病院、または近くの大人へ相談を!
次のような症状があるとき、あなたのこころとからだはつかれきっていて、助けが必要な状態です。学校の保健室の先生、スクールカウンセラーさん、担任の先生など、まわりの大人に相談してください。病院(小児科、精神科)に受診できるのであれば、してください。相談できる大人がいなければ、上に記載された相談窓口へ相談してください。
病院、または近くの大人へ相談してください。
- 落ち込み・つらさ・悲しい気持ち・いらいら・不安が続く
- ものごと(特に好きなこと)が楽しめない、興味がもてない
- 食欲がない、または、食欲がありすぎる
- いつも疲れている
- 眠れない
- 一人で過ごす(だれとも会いたくない)時間が増える
- 死にたい、消えたい、と思う
- 自分を傷つける、または傷つけたいと思う