どうしてゲームをしすぎてはいけないの?
数十年前は、ゲームで遊ぶためには、町中のゲームセンターに行ったり、ゲーム機を持っている友達の家に行ったりしなければならず、ゲームは「友達との遊び方のひとつ」でした。
しかし現在は、それぞれのスマートフォンやタブレットにゲームアプリを入れ、いつもでどこでも遊ぶことができ、一人でも限度なくゲームをすることができます。
ゲームを楽しむこと自体は問題ありませんが、現代のゲームには依存性があることを知っておきましょう。特に、インターネットを使って遊ぶゲーム、いわゆる「オンラインゲーム」はオフラインゲームに比べてはるかに依存性が高いと言われています。また、ゲームを長時間することによって、視力が下がる、頭や首が痛くなる、睡眠や食事が乱れるなどのリスクがあります。
オンラインゲームの危険
- 多くが無料で始めることができる
- たびたびアップデートされ、ユーザーを飽きさせないよう非常に工夫されている。
- 他のユーザーと遊ぶことができ、ファンタジーの世界で人とつながる満足感をもったり、ランキングなどで競争心をかきたてられたりする。
- 課金するとアイテムを買うことができたり、キャラクターが成長したりして、変化を楽しむことができる。
- 課金すればするほど「ゲームをしないともったいない」気持ちになる。
結果として、知らず知らずのうちに、多くの人が「依存」の状態になってしまうのです。
ゲーム依存ってなに?
ゲーム依存は「ゲーム障害」と呼ばれる精神病であり、アルコール依存症や薬物依存症と同じで、ゲームに関して自分でコントロールができなくなります。ゲームをする時間が長くなりすぎて、またはゲームをしたい気持ちがおさえられなくて、次のような状況が起こっている場合、あなたはゲーム依存になっている可能性があります。
ゲームをするために、
- 食事をとらない
- 睡眠が乱れている、昼夜が逆転している
- 学校生活に集中できない、遅刻や欠席が増える、勉強ができない、成績が下がる
- 友達とのトラブルがある、友達が減った
- 家族とのトラブルがある、家族へ乱暴なことを言う・暴力をふるう
- ゲームへの課金の額が大きくなっている
チェックしてみましょう!
過去12か月について、あてはまる点数を合計してください。
数字を合計して5点以上ならばゲーム依存が疑われます。
- ゲームを止めなければいけない時に、しばしばゲームを止められませんでしたか(1点)
- ゲームをする前に意図していたより、しばしばゲーム時間がのびましたか(1点)
- ゲームのために、スポーツ、趣味、友達や親せきと会うなどといった大切な活動に対する興味が著しく下がったと思いますか。(1点)
- 日々の生活で一番大切なのはゲームですか(1点)
- ゲームのために、学業成績や仕事のパフォーマンスが低下しましたか。(1点)
- ゲームのために、昼夜逆転またはその傾向がありましたか。(過去12ヵ月で30日以上)。(1点)
- ゲームのために、学業に悪影響がでたり、仕事を危うくしたり仕事を危うくしたり失ったりしても、ゲームを続けましたか(1点)
- ゲームにより、睡眠障害(朝起きれない、眠れないなど)やゆううつ、不安などといった心の問題が起きていても、ゲームを続けましたか。(1点)
- 平日、ゲームを1日にだいたい何時間していますか。(2時間未満:0点、2時間以上6時間未満:1点、6時間以上:2点)
(出典:ゲームズテスト(GAMES TEST) 久里浜医療センターゲーム依存相談対応マニュアル)
ゲームで遊ぶときの「自分のルール」を作ろう
ゲームのために生活を壊さないように、ゲームをするときのルールを自分で決めてみましょう。もちろんお父さん・お母さんと相談してルールを決めるのもOK!でも、大人に一方的に決められたルールは守りにくいものです。自分で決めることが大切です。
たとえば、
- オンラインゲームは週末しかやらない。
- ゲームは1日1時間だけにする。
- オンラインゲームはやめて、オフラインゲームにする。
- ゲームはしても課金はしない。
など、いかがでしょうか。
次の場合には病院(小児科または精神科)へ行きましょう。
- 自分はゲーム依存かもしれないと思うとき
参考文献
- 久里浜医療センター.ゲーム依存相談対応マニュアル
- WHO. Addictive behaviours: Gaming disorder. https://www.who.int/news-room/questions-and-answers/item/addictive-behaviours-gaming-disorder