暴力とは?
暴力とは、他人をおどしたり害を与えたりするためにわざと乱暴な力を使うことです。
けんか、いじめ、おどし、暴言などが含まれ、だれもが暴力の被害者・加害者・目撃者になることがあります。残念ながら、思春期の子どもが暴力に暴露することは少なくありません。
暴力への暴露は、こころとからだの健康、そして社会的活動に大きな悪影響を与え、喫煙、物質使用、安全でない性行為、学業困難(停学、退学、留年などを含む)、精神疾患、貧困などのリスクが増えることが知られています。
お子さんが暴力をふるうとき
お子さんは誰に、どこで暴力をふるいますか?
家庭の外での暴力ならば、暴力で自分を守らなければいけない理由があるのかもしれません。交友関係はどうでしょうか?金銭のトラブルはないでしょうか?暴力がカッコイイと感じてはいないでしょうか?お子さんとよく話し合ってみましょう。
家族に対する暴力がある場合、まずは家の外に助けを求めましょう。お子さんの「暴力として表している気持ち・思い」と向き合うためには、親も子も冷静になる必要があります。そのためには、第三者に相談し、お互いの安全を守りながら、助けてもらいましょう。
お子さんが暴力に至ってしまう原因として、
- 強いストレスがある
- 自分も気持ちを言葉にすることが苦手
- 怒りをコントロールすることが苦手
- 他の家族も暴力をふるう
- 子ども本人が暴力をふるわれた経験がある
などが考えられます。発達障害や精神疾患などの病気が存在していることもあります。暴力に対しては放置せず、できるだけ早く対応すべきです。家庭だけで抱え込まず、支援を求めてください。
相談窓口
- お住まいの地域の児童相談所
- お住まいの地域の保健センター
- お住まいの地域の小児科医院
- 子どもと家族の相談窓口(公益社団法人 日本精神保健福祉士協会)
はげしい親子ゲンカがある場合
どのような家庭でも、親子で気持ちがぶつかり合うことはあります。親子ゲンカが起こるのは、お互いが遠慮なく意見を言い合える関係である証拠でしょう。しかし、ケンカがヒートアップしすぎると、お互いを傷つける言葉や行動が出てしまったり、相手を負かしてやろうと脅迫や非難の応酬になったりします。そのような事態は避けたいものです。
売り言葉に買い言葉、と言われるようにどちらかが感情的になると、もう一方も感情的になります。お父さん・お母さんが感情的に乱暴な言葉を言ったり、暴力的な行動をしたりすると、お子さんも同じ行動をとるようになります。反対に、お父さん・お母さんが自分自身の発言や態度を変えることによって、激しい親子ゲンカを防ぐこともできます。
難しいかもしれませんが、お子さんと気持ちがぶつかり合う時には、お父さん・お母さんがお子さんの見本となるような態度をとることが大切です。自分の気持ちや心配事を冷静に伝えることを意識しましょう。感情が抑えられないときは、お互い、一旦その場を離れて、30分~1時間ほど落ち着く時間を取りましょう。口論の中で「言い過ぎた」「ひどい言い方をした」などがあれば、後日、お子さんに謝りましょう。
親子ゲンカでしてはいけないこと
- お子さんの人格や存在を否定するような発言をする
- 人(きょうだい、同級生など)と比較する発言をする
- お子さんを叩く、殴る、蹴る