お子さんの食事に関して悩んでいますか?
バランスのいい食事を1日3回食べることが理想…とはいっても、10代には食事が乱れることが少なくありません。部活や塾で忙しくて食事の時間が不規則になったり、面倒くさいと食事を抜いたりすることもあります。
まず、肥満度曲線でお子さんの身長と体重のバランスを見てみましょう。お子さんの身長と体重のバランスはいかがでしょうか?
肥満度をチェック
- 肥満度20%以上なら軽度肥満
- 肥満度30%以上なら中等度肥満
- 肥満度50%以上なら高度肥満
医療者に相談すべきとき
肥満になっている、やせすぎている、体重の減りが目立つときは、消費カロリーと摂取カロリーのバランスが悪くなっています。まれに、からだの病気が隠れていることもありますので、医療者に相談しましょう。
食べることが止められない、食べたあと自分で吐く、食べられない、食事を拒否する、極端にやせたがっている場合には、こころの不調がある可能性があります。体重の変化が大きくなりすぎる前に医療者に相談してください。
摂食障害とは?
食事に関連する行動(食べ方、食べる量など)の調子が変わった結果からだとこころに影響がおよぶ病気を、まとめて摂食障害と呼びます。
摂食障害は精神疾患のひとつです。この病気になると、脳の食べることや満腹感をつかさどっている部分のはたらきが低下します。自分の体重や体型のとらえかたが異常になったり、性格が変わったりしてしまうことがあります。摂食障害になる原因はさまざまで特定できるものはありませんが、自分への自信がないこと(低い自己肯定感)、完璧さをもとめる性格、ストレスにうまく対応できないこと、などが複雑にからんで発症すると報告されています。
摂食障害には大きく分けて拒食症(食べたくない)と過食症(食べ過ぎてしまう)があります。このうち拒食症では、体重や体型にこだわるあまり、食事を抜く、極端にカロリー制限をする、食べた食べ物を吐く、などの症状がつづき、どんどん体重が減ってしまいます。拒食症は、死ぬ可能性もある大変危険な病気です。お父さん・お母さんが「うちの子はこの病気かもれしれない」と感じるときには、できるだけ早く病院を受診してください。
参考文献
- 小児内分泌学会ウェブサイト http://jspe.umin.jp/
- 平成 29 年度~令和元年度AMED 障害者対策総合研究開発事業(精神障害分野)「摂食障害の治療支援ネットワークの指針と簡易治療プログラムの開発」.神経性やせ症(AN)初期診療の手引き